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「映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~」の第4作『青い眼のアリー』の紹介です。
昨今、イタリアでの移民問題のニュースをよく目にしますが、この映画の主人公もエジプトからの移民2世の少年です。 現代イタリア社会の一面を浮き彫りにした問題作の公開!
ローマから程近い海水浴場オスティアの冬。 エジプト移民2世の少年ナデルは友達とつるんで盗みを働く日々。 16才のナデルにはイタリア人の彼女がいるが、家族からは付き合うなと言われている。 ある日彼が家出をしてから過ごす1週間。 寒さと孤独、ひもじさと恐怖に耐え、友情を失いながらも自分のアイデンティティを追い求めるナデルが胸を打つ。
かつてローマ郊外の寄る辺ない若者たちを活写したパゾリーニの詩からタイトルを拝借した監督は、うらぶれたストリートに生きるナデルに現代固有の問題を投影する。 “映画で旅するイタリア~日本初公開作と巡る6ヶ月~” より引用
『青い眼のアリー』Alì ha gli occhi azzurri(2012年/イタリア/カラー/100分) 日本初公開
監督:クラウディオ・ジョヴァンネージ
5月31日(日) 開場15:15 上映15:30
※上映終了後トークショーあり